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    You are at:Home»特集»インタビュー記事:李宏道

    インタビュー記事:李宏道

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    By Seasider on 9月 1, 2020 特集

    李宏道(英語名テディ―・リー)は、横浜中華街で最も尊敬されている一人だ。横浜で生まれ育ったリーは、横浜インターナショナルスクール(以下YIS)を卒業し、現在ローズホテル横浜、重慶飯店やグルメ商品を扱うオンラインショップなどを運営する同族企業「龍門グループ」のCEOを務めている。複雑な事業経営に加え、2013年、横浜中華街発展会協同組合の理事長に就任し、任期2年を3期の計6年務めあげた。多忙な生活の中でも家族と過ごす時間を大切にし、合間にはギターを弾くという。しかし最近では、新型コロナウイルスによってもたらされた変化にどう対応していくかに思慮をめぐらせている。先日行ったインタビューで、彼は前に進むために、過去の教訓を生かすのだと明かしてくれた。

    先ず、どういった経緯で今の世界に進んだのか教えていただけますか?

    じつはホテル経営にはあまり興味がありませんでした。YIS卒業後、国立台湾大学工学院に進学し、造船工程学科で学位を取得しました。一方、61年前に両親が中華料理の店を始めました。その後、両親はホテル経営も目指すことを決め、私が大学を卒業する年にはホテルが建設中でした。造船の道に進みたかったのですが、当時造船業界は不況で、また両親からも戻ってホテル経営を手伝うよう言われていました。それが始まりです。最初は「ホテルホリデイ・イン横浜」としてスタートしましたが、23年目を迎えたときフランチャイズ契約を更新せず、「ローズホテル横浜」として再出発することにしました。なぜ「ローズ(バラ)」なのか? 横浜市の花がバラで、未登録の商標だったからです。そして今はホテルと重慶飯店に加え、重慶飯店の点心や月餅などを販売する包装事業を経営しています。ブランドを全国に広めるためオンラインへ参入しましたが、コロナ禍で需要が高まり反応は上々です。

    ホテルとレストラン、どちらの運営が大変ですか?

    ホテルは大変ですよ! まず初期投資の額が大きい。人件費もかなり掛かる。ホテル事業の規模はレストランよりはるかに大きいのです。レストランは24時間営業ではないですし。

    Room_DYNASTY SUITE#403_02

    ローズホテルは有名です。どなたか著名な方が泊まりに来たことはありますか?

    台湾の元総統が宿泊したことがあります。また当ホテルで演奏したレイ・チャールズ、ロバータ・フラックなど、黄金時代に活躍したアーティストの多くが泊まりました。

    今でもライブは行われているのですか?

    はい。毎週金曜の夜にジャズナイトを開催しています。自粛要請を受けて4ヶ月間中止していましたが、8月に再開しました。このイベントは、安倍晋三首相が金曜夜はあまり残業しないよう呼びかけを行ったことを受けて始めました。私も少しギターを弾くので、地元のアーティストであり先生の椎谷求さんに、彼の地元の友人と一緒にライブができないかお願いしたのです。このイベントが始まってから、かれこれ2年経ちました。

    本当ですか! 世の中は狭いですね、椎谷さんに私もギターを習っています。とても素晴らしい人で、以前シーサイダーでも取り上げたことがあります。ジャズナイトには一般人も入れるのですか?

    はい、テーブルチャージもかかりません。私たちは地元の人々とホテルに宿泊している人たちに、音楽とともに食事を楽しんでほしいだけなのです。9月からは、毎週金曜午後6時から9時の間に、40分のセッションが3回行われる予定です。

    最近の中華街は少し静かになりましたか?

    少しどころではありません、ものすごく静かです(笑)。

    中華街もコロナの影響を受けているのですね。どのように対応していますか?

    じつは中華街を訪れる客の90%は国内から来ています。しかし残念なことにコロナの影響で人々は旅行を控えるようになりました。今来てくれるお客様はほとんど関東圏に住んでいる人たちです。しかし地元のお客様を私たちはいつも大切にしています。2011年、東日本大震災が起こった際も似たような状況でした。数カ月のあいだは誰も来ませんでしたが、ゴールデンウィークのあと、地元の人たちはまた戻ってきてくれました。この土地で営業する店やレストランを本当に支えてくれます。そのおかげで当時は乗り越えることができました。以来、私はスタッフに、神奈川県など地元からのゲストを大切にし、心でつながるようにと話しています。彼らこそがまた来てくれるお客様なのです。インバウンド客はやって来ては去っていきます。これは正しい判断だったと思います。今宿泊してくれているのは神奈川県、東京、遠くても埼玉県からのお客様ばかりなのです。

    今後3、4ヶ月で中華街はどうなっていくとお考えですか?

    いい質問ですね。耐えていくしかないです。閉店するレストランは出てくるでしょう。悲しいことにすでに閉店した店もあります。ご存知の通り、政府からの給付金は9月末で終了しますが、延長するかはまだ不明です。家賃が問題です。レストランのビルを所有していなければ家賃を払わなければいけません。交渉もできますが、政府は家賃の一部しか補助してくれません。小規模企業にとっては致命的です。

    2021年の展望はどうでしょう? オリンピックの見通しは?

    元々、オリンピックが横浜に大きな利益をもたらすとは考えていませんでした。ソフトボールの競技が横浜スタジアムで開催される予定で、その期間は予約が満杯でした。サッカーの試合もいくつか横浜で行われる予定だったのですが、それ以外はほとんど東京での開催のためあまり影響はありません。今は、新型コロナウイルス後の世界を生きて抜いていくことに心を砕いています。なんとか対処していかなければなりません。ワクチンは一つの解決策ですが、いつ出来上がるかわかりません。とても苦しい状況です。未来が見えないのです。

    私たちに何かできることはありますか?

    私たち皆で乗り越えなくてはいけません。皆さんにはまた中華街に来て、この街を満喫して楽しんでほしいです。今注目している「マイクロツーリズム」という言葉があります。地域の住民をターゲットに絞り、地元のグルメや魅力をアピールするのです。移動する必要はありません。大体20キロメートルから30キロメートルの範囲で、自宅の近くで楽しむのです。海外からの顧客は想定していません。インバウンド需要には力を入れなくていいのです。地元の皆さんは近くにいるのですから。

    ありがとうございました。幸運を祈ります!(ギターも頑張ってください!)

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