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    『いつからでも』

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    By Seasider on 10月 28, 2022 文化とアート

    私の母は今年で84歳になる。

    そんな母が6月に、部屋で転んで股関節を骨折してしまった。

    父が他界した後、スイミングクラブに通うようになり、健康に人一倍気をつけていた母。

    骨折でしばらく歩けないのが相当ショックだったのだろう。塞ぎ込んで誰とも口を聞かない日々が続いた。体力も筋力もみるみる落ちていき、リハビリも途中でやめてしまった。孫たちも心配して、私に電話をかけてきた。

    「親父、もう少しそばにいてやれよ」

    そこで私は母と一緒に「公開講座」に出ることにした。3日間、母とホテルに缶詰状態で受ける、この「公開講座」は一部上場の社長や、保険のセールス日本一、皆もよく知っているであろう飲食店チェーンの社長など、各業界のトップクラスが参加しているセミナーだ。とは言っても難しい専門的な話は何一つなく、人としてより良く生きていくための基本的なことーそれぞれ人生の目的に向かうために必要な技術や、ついつい忘れてしまう心構え、大切だと分かっているけどやっていないことなどーたくさんのアイデアを授けてくれる。

    人生をレースに例えるならば、ピットインのようなもので、皆何度も受けにきている。私もこれまで何度か受講していて、この講座を母の誕生日プレゼントにしようと考えたのだ。

    3日間の受講を終えた翌日、母はスイミングクラブに再入会すると言って出かける準備をしていた。化粧をして、ペディキュアまで塗りながら。

    母は、「お父さんと受講したかったわ」と言葉を残して、颯爽と玄関を出て行った。

    世に言う、大企業の社長もトップセールスマンも、そして母も、「人」である以上、皆大切なことは同じ。「愛」なんだなあ。。。

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