機械は美しい芸術作品にもなり得る。アップルのスティーブ・ジョブズの功績を見れば、それは明らかだろう。あるいは、ディーン・ムーン(1927〜1987)もその一人である。ムーンはアメリカの伝説的な自動車デザイナーであり、ホットロッド(訳注:主に1930年代に製造されたクラシックカーをベースにエンジンを改造して、スピード追求だけでなく、外観を特徴的に改造した車)やカスタムカーの世界を大きく発展させた人物である。彼が創業した会社「MOONEYES(ムーンアイズ)」は、今もなお、機能的でありながらアートのように美しい車やバイクのパーツ、アクセサリー、アパレルなどを販売している。カリフォルニアに本拠地を構えつつ、横浜の本牧にも日本支店がある。なお、1990年代初頭からは、ムーン家と親交の深かった菅沼繁博がMOONEYESを率いている。
菅沼はムーンの精神を受け継ぎ、それを今に伝える存在として世界中で知られている。その代表的な活動が、毎年開催される「ヨコハマ・ホットロッド・カスタムショー」だ。もしまだ行ったことがないなら、これまでに見たことのないような光景が広がっているはずだ。眩いばかりのマシンたち、そしてその背景にあるカルチャーの深さにきっと驚かされるだろう。
日本最大級の屋内カスタムカーとモーターサイクルショーとして、会場には数百台もの車やバイクが並ぶ。その中には、1908年製のフォード・モデルTといった歴史的な名車もある。まるで博物館のようだが、それは「機械の博物館」なのか「芸術の博物館」なのか。その判断は、あなた次第だ。また、会場内にはアパレルやアクセサリー、カーグッズ、記念品などを扱う出店も数多く並び、ライブ音楽も楽しめる。
子どもも大人も楽しめる家族連れにもおすすめのイベントである。大人も子どもに戻ったような気分を味わえるはずだ。私たち『横浜シーサイダーマガジン』のスタッフも毎年参加しているので、ぜひ会場でお会いしよう。
| 開催日 | 12月7日(日) 午前8時〜午後5時 |
| 会場 | パシフィコ横浜 |
| チケット | 前売4,400円/当日5,500円(小学生以下無料) |
| 詳細 | yokohamahotrodcustomshow.com |
