ヨコハマスープカレーしんぺー

寒い日が続くこの季節、スパイスたっぷりで野菜もたくさん摂取できる熱々のスープカレーは魅力的だ。鶴ヶ峰のヨコハマスープカレーしんぺーは無添加で20種類以上のスパイスを使用したカレーと、こだわりの具材を楽しめる店だ。

店主の石山晋平は北海道苫小牧出身で、大学進学で東京にやってきた。卒業後、一度は一般企業に就職したものの、北海道で複数の飲食店を経営していた祖母の影響から、飲食の道を志すようになった。イタリア料理店で修行をしていたが、もっと専門的な店を始めたいと考え、横浜市内のスープカレー屋で修行したのち2014年に独立した。

定番メニューだけで10種類を超えるスープカレーは、北海道を中心に取り寄せた野菜を使用しており、月替わりのカレーや季節の食材を使用したカレーも選ぶことができる。ライスもスープカレーに合うよう、硬めで粘り気の少ない品種を選んでいる。

一番人気のチキン野菜のスープカレー(¥1650)は、骨付きチキンに人参、ジャガイモ、ブロッコリーなど8種類の野菜と卵が乗っており、食べ応え抜群。辛さは5段階から選べるが、野菜の甘みとスパイスのバランスを楽しめる中辛がおすすめだ。カレーは全てお持ち帰りも可能（容器代＋￥50）。スープの旨みを感じながら食べ進めると、じんわりと汗をかいていることに気がつくだろう。野菜不足を解消し、体を温めにぜひ訪れてみよう。